gypの続き。
クロスプラットフォームの作り方は色々あれど、gypはプロジェクトファイルを抽象化して、それぞれのターゲットごとに自動生成するらしい。
- gypという元のファイルを作る。Pythonのデータ構造らしい。コードは入れちゃダメだとか。
- MacはXCode用に、.xcodeprojをはく。
- WindowsはVisualStudio用に.slnと.vcprojをはく。
- LinuxはSConsとMakefileをはく。gccベースかな?
携帯でも、シミュレータと、実機のビルド環境は大きく違ったりするんだけど、使えるかな。もうちょっとドキュメントを読んでみよう。組み込みは、ターゲットが完成度が上がるのと同時にソフトを作って行かなきゃいけないんで、こういう需要はあるかもね。
gyp
何やらChromeにgypというフォルダが追加されてた。
調べると、クロスプラットフォームをソース共有してビルドするというChromeのための補助ツールらしい。
いや、仕向け毎のコンパイルって、使ってないスイッチはすぐにダメになるんだけど、しかも特に、Windows,Mac,Linuxでビルド、テストを走らせられる人ってそんなに多くない。それをあくまでコードで解決しようとするGoogleってらしいなぁと思う。
肝心の出来だけど、ちょこっと触る分には問題なしっぽい。しかもDebug BuildでFirefox3.0.xより早い感じ。
Google Chrome Mac版までもう少しだな。
あと、新しいタブ開くときのアニメーションにびっくりした。
Google Chrome Mac Betaもうすぐ?
Chromeのあるバグをウォッチしてたら、Mac版の不具合のラベルをMacDevとMacBetaに分けるってコメント入ってた。
ソースは以下。
・MStone changes - Chromium-dev
順当に言ってMac版Betaに向けてラストスパート入れたってことかな。
なんか、NAS上ではビルドできなかったり、更新入れたらビルドが通らなくなったりとかでモチベーション下がりまくりだったけど、もっかいやってみようかな。
そういえば
今年の目標はどこぞのOSSでコミッターになるつもりだったんだけど、何にもやってねぇな。半分過ぎようとしてるのに。
キャリアを大きく変えるには35歳が節目だと思ってるのに。もっと焦れ、俺。
理想的なフィルタリング
ちょいと思いつくことがあったので、明日の日付を使おうかと。
どの会社でも昨今はコンプライアンスコンプライアンス言って、まともにインターネットを閲覧できる会社も少ないかと思う。
たとえば、以下のようなサイト。
- ブログ
- Q&A
- Wiki
うちの会社のフィルタリングソフトは、そもそもBBS掲示板のように、「情報をPOSTできるものすなわち有害なサイト」と認定しているソフトを使用しているらしい。Webメールならまだしも、ブログも閲覧は全面禁止とか勘弁して欲しい。POSTメソッドを監視すればいいのに、それをやらないのは情報システム部の怠慢に他ならないと思うのだけど、これ以上生産性を下げて何がしたいんだろうか。
んで、イントラブログに書いたらあっという間に却下されるだろうから、あえてここで、チラ裏として書くんだけど、あるサイトを閲覧したときに、これは有益もしくは有害だと思ったら、社員のみんなでモデレートできるようなフィルタリングソフトとかあったらいいなぁと。
UGCとかもうすでに死語だろうけど、情報システム部とフィルタリングソフトの独断と偏見で閲覧できるWebサイトが決められるんじゃなくって、みんなでルールを決めればもう少しはマシになるんじゃないのかなと、そういうことをふと思った。
余談だが、CPANすらアクセス不可なのは、ほんとなんとかして欲しい。Androidを初めとするハイレベルなオープンソースを見る限り、もはや、あるものは借りてきてそれを使用してモノを作らないと先端には追いつけないような状況にソフトウェア業界はなっているにも関わらず、時代錯誤も甚だしい。
自分の関わった、落書きレベルのようなケータイと、高名な画家の書いた油絵のようなiPhoneを比べてみるとほんとそう思う。少なくともブラウザエンジンは、だっさいAccessやOperaやOpenWaveなんか採用せずに*1、WebKit使った方がいいと思う。マジで。
ブラックジャックについてもう少し
ブラックジャックなんだけど、なぜディーラー有利なのかについて端的にまとめられた説明が無いように思う。
プレーヤには配られた時点で2枚のカードがすでに見えている。ルール次第では他のプレーヤのカードも見える。
一方ディーラーはカードを2枚引いても1枚しか見ることができない。しかも、ディーラーは16以下であった場合、17以上になるまで強制的にカードを引かなくてはいけない。つまりディーラーには選択権が無いのである。
これが、見かけ上プレーヤとディーラーで大きくハンデが無く、ともするとプレーヤ有利に見える理由である。なぜなら、プレーヤには、カードを引くか(hit)、勝負するか(Stand)という選択肢が与えられているからだ。ディーラーのカードの強弱によって、戦略を変えられることも有利に見える理由かもしれない。
しかし、実際はディーラーが有利なルールとなっている。少し考えてみるとわかることだが、ブラックジャックは基本的に、ディーラーが後だしジャンケンをしているようなギャンブルなのだ。プレーヤーがバストしてしまうと、ディーラーは必ず勝ってしまう。*1個人的にすごいなぁと思うのは、ブラックジャックがディーラー有利であることが証明されたのは、ブラックジャックというゲームが始まってからであるということだ。ルールを考案した時点で、ブラックジャックはディーラー有利であると確信できた人はものすごく博才があると思う。
考えてみると、胴元(ハウス)が存在するギャンブルは、プレーヤに選択権を与えていることが多く、ディーラーに選択権は無いことが多い。パチンコの台を選ぶのは自由だし、大当たりした場合、必ず玉を出さなくてはならない。ギャンブルを選好するような人は、自分が選択できることで、胴元有利な状況をひっくり返せると心のどこかで思い込んでいるのかもしれない。あるいは、選択権がある場合、心の中での期待値がプラスなのかもしれない。もちろん、パチンコで勝ち続けたり、カウンティングをしてブラックジャックで勝ち続けることは、胴元がイカサマをしていない限り可能ではあるが、そもそもそういうギャンブルのプロは一般的ではない。*2
ちなみに、最近投資商品として魅力的だと喧伝されるFXもギャンブルの一種だと思っている。胴元が有利だからだ。ポーカーや麻雀などのプレーヤ同士でギャンブルを行い、胴元はテラ銭という場代を取るギャンブルの形式にFXは似ているので、胴元の有利さが見えにくいのかもしれない。FXはギャンブルではなくて投資だと思っている人はいますぐ辞めたほうがいいと思う。僕的には。
ByLineがクラッシュする件
ByLineが起動時に落ちて困ってた件だけど、ふと思うことがあってちょこっといじったら解決した。
メモ(英語版ではNote)に日本語の記事をクリップするとたまに文字化けするんだけど、それが原因みたい。
該当するNoteを削除するとまた起動するようになった。良かった良かった。
結局サポートからはメール帰ってこなかったんだけど、後でどれでクラッシュしていたか調べてもっかいメールしてみよう。
ギャンブルをするということ。
iPhoneでスロッターにはおなじみのRioをモデルにしたブラックジャックのゲームが出た。
まあそれだけならいいんだけど、リンク先を見る限り、レビューアはみんなイカサマをしてる、と思い込んでるよう。
俺も最初はめっちゃ強いなぁ、と思ったけど、俺がついてないだけかな、と思っていた。
でも、イカサマなんて本当にしているのだろうか、とググってみると、もともと、ブラックジャックはディーラーが有利になるようにルールが組まれたギャンブルなのね。ベーシックストラテジーとやらを実践してみると、時々大きく沈むことはあれども、トータルで見れば、そんなにマイナスにはならない。
ここでの教訓は、やっぱり、「ギャンブルってのはギャンブルした時点ですでに負けが確定している」ってこと。システムを正しく理解して、勝算があるとわかった時にしか勝負をしない。つまり、ブラックジャックをやって、「ディーラーが強すぎる」や、「俺ってついてないなぁ」と思う人はギャンブルに向いてないってことですね。