二社共同開発の話

仮定の話。
たとえばある機能を二社で共同開発するとする。そうすると、お互い相手の足を引っ張りあうことになるかもしれない。
自社のノウハウを表にできるだけ出したくない。また、作業分担について、いくら書面でやり取りしてたとしても、グレーな部分はどうしてもできてしまう。そこに対して、自社で開発をできるだけしなくてもいいように、お互いに「相手の会社の○○というモジュールの設計ができていないと、ここは開発を進めることができません」と言ってみたり、できてきたらできてきたらで、「今更スケジュール的にドキュメントを作成することができません」とかってごねてみたり。
あるいは、相手の進捗の足を引っ張るように、あるいは自社の進捗を守るために、「弊社ではここまでしかやりません、これ以後のドメインはあらかじめ相手方の会社がやることに決まっていたはずです。弊社の担当部分はここまでとドキュメントで規定しました」と言って、作業分担が不明確だった部分を工数を減らすためにインチキな設計で誤摩化してしまうかもしれない。結局、本来どういう設計が望ましいのかという議論が全くなされないまま、自社の工数を極限まで減らして、相手方の工数に押し付けることばっかりお互いが考えてしまって、いびつな設計をもたらしてしまうのかもしれない。
あくまで仮定の話だよ、仮定の話。○○○+の話だとか邪推しないように。違うから。