del.icio.usとはてブの違い

よりインスパイア。
どっちも使ってる俺なら良く分かるけど、単純に言えば以下の2つに分けられる。

  1. 日本人だけが使ってるのか、世界中の人が使っているのか。
  2. システムが違う。

使っている人たちのセグメント

意外とdel.icio.usでいうところのホッテントリは結構偏りがある。みんなそれに気づいてないだけだろう。けれども、はてブみたいに、クネクネなエントリが上がってくることは少ないかな。これはネット文化みたいのの育ち方が違うんだろう。*1

システムの差異

はてブでも最近「おすすめタグ」機能が付いたけど、del.icio.usでいうところの、ただ単にタグクラウドの大きな"Poupular tags"である。del.icio.usでは自分の使ったことのあるタグから"Recommended tags"を出してくれる。だから、はてブではタグ表記が揺れやすく、del.icio.usでは揺れが比較的少ない。
あと、はてブではタグのオートコンプリートが無いのでタグの入力が超面倒。ちなみに、このオートコンプリート、英語のタグではなくてはなくては有効にならない。del.icio.usのユーザーは見栄をはって英語のタグをつけてるんじゃなくて、ただ単にオートコンプリート使いたいから英語のタグを使ってるだけ。あと、その機能のお陰でタグが増えても気にならない。おれはGoogleはサービスの名称ごとに別のタグ付けたりしてる。はてブでは一覧からタグを選択できるけど、タグが800個もあると探すのが面倒。だからはてブではタグの総数が少ない人が多いんじゃないかな?
もうひとつはサービスの見せ方。「B↑」アイコンや「○users」でブックマーク一覧を見せる工夫をはてなはやってる。多分そこには、「そこで人と人をつなげたい」d:id:pal-9999さん風の毒舌で言えば「ブックマーク一覧も一つのコンテンツとして広告収入増やしたい」ってのかな。del.icio.usも工夫すればそのURLのコメント一覧見られるけどそこまでして見ようって人少ないんじゃないだろうか。これが、コメントでコミュニケーションするはてブの土壌を育んでると思う。
ちなみに、del.icio.usでは検索に日本語まともに使えないことも挙げておこう。これで、まともにタギングしておかないと後で探せなくなるのよ。だからタグ付けに関しては多少の表記ゆれこそあれ、みんな結構シビアにタグ付けしてる。

結論めいたもの。

結局これが言いたくてしょうがなかったんだけど、ソーシャルブックマークに限って言えば、システムがそのブックマークの使われ方に大きく影響してるんじゃなかろうか。それも製作者の意図を超えた使われ方をされる面白さ。*2それも、元はといえば、ほんのちょっとした差異なのよ。そのちょっとした差異がブックマークの使われ方、コミュニティの形成の仕方に大きく影響してくる。ここが、面白いことだよなぁって一技術者としては思うわけ。
おれもそんな想定外の使われ方する道具作ってみたいなぁ。レゴとかさ。

*1:ちなみになぜ外人は実名でブログする人が多いのか謎。だれか教えてエロい人

*2:ボットなんかはそうじゃない?