著作権についてちょっと考えてみる。

昨日の日記に下記のようなコメントをもらった。

# MO 『もし、WWWが情報の共有を目的にして作られたものならば、
無断転載も善になるはずだと思うんですよ。
無断転載をOKにしているサイトも結構ありますし。

で、無断転載を禁止しているサイトは多分「そこまでは共有されたくない」と思っているのではないでしょうか。無断リンク禁止サイトも同様です。

つまり、自分のサイトの「共有されたい度」が
無断転載OK>無断転載禁止無断リンクOK>無断リンクNG>ミクシィ
という風にばらつきがあるため、争いが起こるのでは?』

なるほど、「法律で禁止されてるからダメじゃん」って言う人が多い中でこれは忘れてた視点。色々調べてみた。

これは中々アナーキーですね。英語の原典を探しても見つからなかったのも原文の意図したところなのかな、と思うと興味深い。

こちらは至極まっとうな意見を述べられています。大体において、著作権を尊重するブロガーはこちらの意見に賛成なはず。


で、実際に無断転載OKなサイトを探してみたんですが、どうにも「二次創作」なサイトに多い気がするんですよ。*1


そんな中、まあこれは職業病かもしれませんが、Wikipediaのコピーレフトのページに引っかかったんですね。
あーそう言えば、プログラミングにおいて、著作権もクソも無かったなぁ、と。みんな、ある処理を行うことにおいて、ある優れたソースコードを発見すると、みんなそれを使うわけです。だれも、「このソースコードは俺が作ったものだ使うな」だとか、「このソースコードの原典はおれにあって、こんな改変は認められない」だとか言わないわけです。むしろ、「改変されていってより良くなること」を願っていた節もあるかな、と。それで、その良くなったソースコードをまた自分がコピペして使用すると。
改悪?そんなものはただ無視していればいい。粗悪なソースコードは誰も使わないし見向きもしない。再利用されないからすぐに忘れられてしまう。
著作者の意思は?そんなものは関係ない。要は、そのソースコードでどんなものが動くかが重要なのであって、その中での処理の一々に関しては瑣末な問題にすぎないからだ。
私自身はプログラミングに関しては完全に著作権フリーな考えなのだなと思いました。だからといって文章の著作権を放棄すべきだ、採用するとしてもクリエイティブ・コモンズを採用しろ、だとかは言わないですが。
Yahoo!ブログの中の仕様を決める人に、がちがちのオープンソース信奉者がいて、それで転載機能なんてものが載っているのかもしれません。
今日も脱線したまま筆を置くことにします。

*1:興味がある方は検索して見られるとよろしいかと。