差分開発にユースケース

今、うちの現場では上流行程をきちんとやろーってなってる。そうなること自体は正しいが、要求分析にユースケースを使うと聞いてフリーズした。
ユースケースってのは、運用フェーズのテストと対比される分析手法だ。たとえば、マクドナルドにテイクアウトを買いに行くときのユースケースは以下のとおりとなる。

  1. できるだけ可愛い女の子のバイトの列に並ぶ
  2. 順番が回ってきたら注文を言う
  3. お金を払う
  4. 順番待ちの札をもらい、待つ。
  5. 商品を受け取り、女の子のスマイルも慎ましくいただく。

差分開発というのは、ここで言えば、レジの機械を新調するようなものある。番号札の視認性を良くするっていう要件でもいい。

重要なのは、そういう差分を開発するときに、ユースケースにまったく変化が無い」ということである。
要求分析フェーズでのドキュメントのフォーマットが定まっていなく、現場への相談がないままに強行されたための悲劇と言えよう。まさか、レジのマシンの新調のために、テイクアウトを買いにいくときのユースケースを書くとは思わなかった。


どうでもいいけど、作業を進めながら、カフカの変身が急に読みたくなった。