差分開発にユースケース
今、うちの現場では上流行程をきちんとやろーってなってる。そうなること自体は正しいが、要求分析にユースケースを使うと聞いてフリーズした。
ユースケースってのは、運用フェーズのテストと対比される分析手法だ。たとえば、マクドナルドにテイクアウトを買いに行くときのユースケースは以下のとおりとなる。
- できるだけ可愛い女の子のバイトの列に並ぶ
- 順番が回ってきたら注文を言う
- お金を払う
- 順番待ちの札をもらい、待つ。
- 商品を受け取り、女の子のスマイルも慎ましくいただく。
差分開発というのは、ここで言えば、レジの機械を新調するようなものある。番号札の視認性を良くするっていう要件でもいい。
重要なのは、そういう差分を開発するときに、「ユースケースにまったく変化が無い」ということである。
要求分析フェーズでのドキュメントのフォーマットが定まっていなく、現場への相談がないままに強行されたための悲劇と言えよう。まさか、レジのマシンの新調のために、テイクアウトを買いにいくときのユースケースを書くとは思わなかった。
どうでもいいけど、作業を進めながら、カフカの変身が急に読みたくなった。