時代とともに変化するウィルスのトレンド
- http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000050480,20092630,00.htm
- http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0512/16/news019.html
などで触れられているように、どうも、長期休暇を狙ったワームや
ウィルスが増加する兆候にあるように思われる。
以前はウィルスは未知のセキュリティホールを発見し、
hackして作成するのが常道だったと思う。
けれども、昨今のAntinnyの件でもわかるように、
猫も杓子もパソコンに触れるようになった今、
セキュリティに関するデジタルディバイドは深刻なものに
なってきている。
そうなってくると、マイクロソフトが月例でわざわざ発表してくれる
セキュリティホールを悪用したウィルスやワームを作成し、
セキュリティに関する知識の疎い人だけを対象に
ばらまけばいいということになる。
次のWindowsVistaとやらで、おそらくセキュリティに関しては
ますます強化してくると思うが、セキュリティを高めるということは
逆にユーザーの利便を下げるということでもある。
WindowsXPのSP2で提供されたパーソナルファイアーウォールなどが
その際たる例であろう。
結局無知なユーザーは、デフォルトの選択肢を変更したところで、
オレオレ証明書を承認したりインストールしたり、
ファイル共有ソフトが使いにくいとかと言った愚かな理由で
ファイアーウォールをオフにしてしまうだろう。
そうして、セキュリティパッチを当てずに海外旅行に出かけてしまい
帰ってきてからワームに感染してしまい、ボットネットワークに
加担してしまうのだろう。
もしかしたら飛行機を墜落させたりする、ある種わかりやすい
テロよりも、こういったワームを使用したサイバーテロのほうが
脅威となる時代が来るのかもしれない。