RootKitを使用してDRMを実現するということ。
2つのニュースを見て思ったこと。
多分ウィルスの作者はソニーのRootKitを使用したかっただけで、
ウィルスを使用して悪事を働きたかったわけではあるまい。
要するに、ソニーのやったやり方に対する抗議であるということだ。
なぜなら、ソニーの該当する音楽CDを買った人はわずかであろうということだ。
わざわざそこに対象を絞ってトロイの木馬を配布するメリットは感じられない。
まあ、特定のファイルが、素人には見ることができなくなる、という脆弱性なんで
RootKitが入っていればそれを利用するということなのかも知れないが。
なんにせよ、DRMの問題はそれとして情報はコピーしても劣化しない
という根本原理が存在する以上、いかにしてコピーさせないかよりも、
いかにして買わせるか?という視点が大事な気がする。
iTMSがその好例だろう。