デリバティブ好調?

デリバティブは、日本語では「金融派生商品」と言われる。基本的には、モノそのものを売り買いするのではなく、モノに付随するリスクを売り買いするのがポイント。先物取引も、一種のデリバティブといえる。
たとえば、どんなに株価が下がったとしても、一定以上のリスクは売り手が負うとか。そのリスクの値段をリスクプレミアムという。これがオプション取引。基本的には資本が大きいところがリスクを背負うのだけれども、「最低でも○%の利率を保障する外貨預金」なんて詐欺まがいのオプション取引をやってる銀行もあった。最低利率は、リスクプレミアムのことであり、リスクは、外貨の為替変動である。つまり、個人投資家に外貨の為替変動のリスクを一方的に押し付けるものであり、悪質極まりない。その外貨が政情不安定な国のものだったりするとなおさらである。
きれいな花にはトゲがある。ってことさえ知ってればそんな簡単に引っかからないんだろうけど、金融の世界はお金がお金を産む独特の世界が広がっていて、ちょっと最近株始めてみました〜なんて人には楽園に見えてしまうのかもしれない。